今日、村上龍と、マイケル・クライトンの対談が教育テレビで放送されていた。僕には、ちょっと村上龍の小説は理解できない。しかし、彼の映画「Kyoko」はたいへん面白く観たので、つられてこの放送もみてみた。
で、内容は(公共放送にも関わらず)、新しいクライトン原作の映画「ロストワールド」の前宣伝であった。僕は、マイケル・クライトンの小説が面白い と思ったことはない。「ジュラシックパーク」のような酷い作品が世の中に受け入れられていることも、僕にはよく理解できないのだが、、。
この対談をみた限りでは、クライトンは(彼の小説と同じように)、つまらないありがちな意見をつなぎ合わせて、さらにつまらないものをつくる名人のようだ。日本人より、平々凡々な意見を述べる西洋人というのも珍しい。
番組自体は、観る価値無し、である。素晴らしくかみ合わない議論が展開されていた。村上も、あまり楽しそうには話してなかったし。ますます加速され るテクノロジーとコミュニケーションに対する、あいまいな疑念の表明、、、。そんな調子の番組で、面白くもなければ、得るものもなかった。
お題の中に、しっかり Internet があったのだか、村上もクライトンもあんまり Internet には詳しくないみたいだ。村上は、対談の中で Internet の上での、ある種のガイドラインの必要性を口にしていたが(たとえば、メールの書き方)、村上はRFCというものの存在を知らないのだろうか?