菖蒲田羊2006年6月14日フォトエッセイPhoto: "菖蒲田" Saitama, 2006. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.都会の空気にうんざりして、電車に乗って遠くへ行った。いい加減な地図を頼りにして、たどり着いた菖蒲田は、今年の夏の遅い歩調のせいか未だ一面の緑色だった。雨に濡れた畦道を進むと、ほんの一角だけ、幾株か咲いていて、それは薄青い鳥がとまったように見えた。東屋からのんびり眺める新緑は、黒い影に切り取られ、雨が若い緑に染み込むように、心に染み込んだ。雨が、緑を一番美しく魅せる。この季節の雨は特に。そして、カエルがまた鳴き始め、僕は次の場所へと歩き始める。 関連しそうな投稿(機械判定):空ばかり集めた写真集冬が去った。...リフト好き久しぶりにスキーに行ってよく分かったのだけれど、僕はどうやらリフトに乗っているのが好きらしい。ゴンドラとかの方が楽なんだけど、リフトに乗って、ユラユラ雪景色を眺めたり、雪の匂いがする冷たい空気を吸ったり、ウサギの足跡を追...分かり切ったこと科学と機械の文化・文明が、いかに新しくなっても、食べて飲んで眠って、しかも排泄をするという人間の生理機能は、古代からいささかも変わっていない。生まれて、愛して、死んでいくこともまた、変わらない。...ご感想をお寄せください 名前 * メール * サイト コメントをする *次回コメントするときのために、ニックネーム、メールアドレスのデータをブラウザーに保存するコメントを送信 Δ